こんにちは。メタバース工学科担当教員のしゅんしゅんです。
メタバース工学科では年に1回リアルに生徒が集まる『メタバース構築実習』という必須科目があります。
なぜ、仮想空間を作るメタバース工学科なのに、わざわざリアルで集まるのか?
それこそメタバース空間で集まればいいのでは?
と思った方もいるかもしれませんね。
なぜリアルで集まるのか?
それは現実世界における体験を通して、メタバース空間を制作する力を養うためです。そして、クリエイターとして必要な「共に感じ、共に創る(共感共創)」の土台となる観察力を磨き、他の人と体験を共有し、そこで感じた様々な意見に触れるためです。
2024年度は10月30日~11月1日の3日間、全国の生徒が山梨本校に集まりました。
その様子を3回に分けて紹介しますね。今回は緊張した雰囲気でスタートした1日目の紹介です!
緊張した雰囲気でスタートした開講式

全国から16名の生徒が参加し、実習がスタート!
ほとんどの生徒が初対面。開講式が始まる前は緊張しているためか誰も言葉を発しない固い雰囲気でした。開講式が始まり理事長先生からの激励の言葉をいただき、さあスタートというところでも固い雰囲気は変わらず。。。
開講式の後に校内見学をしましたが、やっぱり緊張した面持ち。
多くの先生が実習は盛り上がるのかな?と不安になっていました。

みんなの雰囲気が激変したパソコン組み立て実習
実は、、、
実習の1日目が終わって通信制に通う生徒たちと多く接しているベテランの先生から
「今日はすごく感動しました!」
という言葉をいただいたんです。
開講式では固い雰囲気で誰もしゃべらなかったので、この雰囲気のまま実習が進むのだなと思っていたのに、1日目が終わったらみんながワイワイ話している姿に感動したそうなんです。
なぜ、みんながワイワイしだしたのか?それにはヒミツがあります。
開講式のあと、しゅんしゅんから実習のオリエンテーションを簡単に行い、まず大事なことを伝えています。
それは、
・それぞれが自分のやりやすい方法で意思表示をしてほしいということ
・多様な人がいて当たり前なのだから、人と違ってOKということ
・相手のことを考えて行動してほしいということ
です。これを伝えることでみんなが少しでも安心できる場になるようにしています。
この前提を伝えた上でスタートしたのが、パソコン組み立て実習。
パソコンなんて組み立てた事がない生徒たちがグループに分かれて、四苦八苦しながら作業をしていました。
あちらこちらで
「わかんなーい。これってどうやるの?」
「ネジを回すからそっち側を持って」
などさまざまな声が飛び交う状態に。




3グループあって1グループしかパソコンを正常に起動させることはできませんでしたが、終わった後はみんな充実した顔になっていました。
一つの目標に向かって協力して行動をする。その作業の中で自然とコミュニケーションをするし、打ち解けていく。
だからこそ、1日目が終わった段階でワイワイした雰囲気になったのです。
さあ、場が温まったところで2日目に突入です!
2日目のレポートは別記事で紹介しますね。
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