近年、オンライン上で自由にコミュニケーションできる「メタバース空間」が大きな注目を集めています。スマホやパソコンを使えば、自宅にいながら世界中の人とつながることができるうえ、自分だけのアバター(分身)を作って冒険したり、イベントに参加したりできるのが魅力です。ここでは、中学生・高校生に特に人気のある代表的なプラットフォームをいくつかご紹介します。
1. Minecraft(マインクラフト)
- 特徴
- 自由度の高い「サンドボックス」タイプのゲーム。
- ブロックを組み立てて建築や冒険を楽しめる。
- サーバーを立てれば友達同士でオリジナルの世界を作ることもできる。
- おすすめポイント
- シンプルな操作ながら無限に広がる創造の自由が魅力。
- チャット機能を使ってコミュニケーションをとりながら共同作業ができる。
- 注意点
- 高機能なMODなどを使う場合は、PCのスペックに注意。
- オンラインプレイ時はマナーやセキュリティを意識して利用しよう。
2. Roblox(ロブロックス)
- 特徴
- 世界各国のユーザーが作った無数のゲームで遊べるプラットフォーム。
- 自分でゲームを作ることも可能で、プログラミング学習としても人気。
- おすすめポイント
- カジュアルに始められ、スマホ・タブレット・PCなど複数の端末で利用可能。
- 英語を使うユーザーも多く、遊びながら外国語に触れるチャンスがある。
- 注意点
- ネット上のマルチプレイなので、知らない人とやりとりする際は個人情報の扱いに注意。
- 一部の有料要素(Robux)に課金しすぎないよう、保護者と相談しながら利用しよう。
3. Fortnite(フォートナイト)クリエイティブモード
- 特徴
- バトルロワイアルが注目されがちですが、「クリエイティブモード」ではフィールド内に自由に建築ができ、仲間と一緒にワイワイ楽しむことができる。
- コラボイベントが多彩で、人気アーティストのライブイベントが開催されることも。
- おすすめポイント
- 基本プレイ無料で手軽に始められる。
- ゲームの操作だけでなく、ソーシャル要素やイベント参加など多彩なコンテンツを体験できる。
- 注意点
- ゲーム性からボイスチャットを利用する場面が多いので、トラブル防止のためのマナーと自己管理が大切。
- シューティング要素が苦手な人は、クリエイティブモードでゆったり遊ぶのがおすすめ。
4. VRChat
- 特徴
- VRデバイスを使って、より没入感の高い体験ができるメタバース空間。
- PC(VR非対応)でも参加可能だが、VR機器があるとより楽しめる。
- おすすめポイント
- 自分でアバターをカスタマイズできる自由度の高さと圧倒的なコミュニティの広さ。
- 世界中のユーザーが作った多様なワールド(空間)を見て回れるので飽きにくい。
- 注意点
- 会話が中心のため、知らない人と交流するときはトラブルを避けるためのルールとマナーが必須。
- アバター作成やワールド制作には少しPCの知識が必要になる場合もある。
5. ZEPETO(ゼペット)
- 特徴
- スマホで手軽に始められるアバターコミュニケーションアプリ。
- 写真からキャラクターを作成する機能や、SNS感覚で他のユーザーと繋がれるのが人気。
- おすすめポイント
- 3Dアバターにファッションアイテムを組み合わせて、オシャレを楽しむ人が多い。
- バーチャル空間内で写真撮影し、SNSにシェアできる。
- 注意点
- 気軽に始められる反面、公序良俗に反するアバターや言動には注意が必要。
- 一部有料のアバターアイテムがあるので、課金のしすぎに注意。
6. cluster(クラスター)
- 特徴
- 日本発のメタバースプラットフォームで、イベントやライブ、展示会など幅広く活用されている。
- PCやスマホだけでなく、VR機器にも対応。誰でもバーチャル空間を作成できる。
- おすすめポイント
- 日本語サポートがしっかりしていて、日本時間で行われるイベントが多い。
- 学校の文化祭やオンライン勉強会に活用されるケースも増えている。
- 注意点
- ワールドを自作する場合は、3Dモデリングやプログラミングの基礎が必要となる場合がある。
- 大きなイベント時は通信量が増えるため、安定したネット環境を用意しよう。
安全・快適に楽しむためのポイント
- 個人情報を守る
- 実名や住所、連絡先などを安易に教えないこと。
- SNSのように気軽に書き込める反面、公開範囲や相手の正体が不明な場合も多い。
- 課金の管理をしっかり
- 基本プレイ無料でも、アバターアイテムやゲーム内通貨の購入ができる場合がある。
- 親御さんと相談して、課金をするかどうか決めよう。
- 利用時間を決める
- オンラインゲームやSNSと同じく、適度な休憩とバランスが大事。
- 勉強や部活との両立を意識して、時間を管理しよう。
- トラブル回避の意識を持つ
- マナーやルールを守り、誹謗中傷・暴言などは絶対にしない。
- 怖い思いをしたり、トラブルに巻き込まれそうなときは保護者や信頼できる大人に相談しよう。
まとめ
メタバース空間は、ただのゲームではなく、友達とのコミュニケーションやクリエイティブな表現を楽しむ場として進化を続けています。とくに中学生・高校生の間では、Minecraft や Roblox、Fortnite クリエイティブ などのプラットフォームが有名で、創造力や協力プレイの面白さから根強い人気があります。
また、最近はスマホアプリで手軽に始められる ZEPETO や日本発のプラットフォーム cluster など、イベント体験やSNS要素を重視したものも注目度が高いです。さらに、VRChat のようにVR機器を使うことでリアルに近い臨場感を味わえる空間も存在します。
学校の友達同士で遊んだり、世界中の人々とイベントを楽しんだり、メタバース空間の可能性はますます広がっています。ぜひ、安全面に気をつけながら、自分に合った楽しみ方を見つけてみてくださいね。
~ 関連記事 ~

コメント